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睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome: SAS)と検査 

SASは、睡眠中の気道の閉塞や狭窄による呼吸障害のため、低酸素状態を発生し、高血圧 脳卒中 心筋梗塞などの虚血性心疾患などの重篤な合併症をきたすリスクが高くなります。いびき、昼間の眠気などの自覚症状があっても、病気の可能性があると認識されていない患者さまもおられ、問診により症状を引き出してあげることが必要です。治療抵抗性高血圧や、コントロール不良の糖尿病 脂質異常症などの患者さまの中には、SASが潜んでいる可能性があり、SASを疑い、精査加療に結びつけていくことが重要になります。SASの診断は、まず、外来での簡易無呼吸モニター(図1)を使用しスクリーニングを行います。無呼吸低呼吸指数(apnea-hypopnea index: AHI)が5回以上/時間の場合は、一泊入院で、終夜睡眠ポリグラフィー(poly-somnography: PSG)を施行し、診断・治療方針を決定します。当院では、SAS外来 簡易無呼吸モニター検査 一泊入院でのPSGを行っており、検査の結果、治療が必要な方には、経鼻的持続陽圧呼吸(continuous positive airway pressure : CPAP)の導入や口腔内装置(oral appliance: OA)の適応の方には、口腔外科への紹介を行っています。

図1:簡易無呼吸モニター

□いびきが激しい

□昼間の眠気

□治療抵抗性高血圧

□コントロール不良の糖尿病

□コントロール不良の異常症

上記にひとつでもあてはまる場合は、当院のSAS外来にご紹介ください。

【金曜日 午後14:00~16:00/予約制 TEL:072-671-1118(地域連携室)】