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第一東和会病院

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令和3年度 第一東和会病院 病院指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 21 141 132 165 384 583 908 2058 1810 538
当院は大阪府北部三島医療圏の中核的な役割を担う病院であり、幅広い年齢層の患者様が来院されます。地域医療支援病院として高度急性期の救急・手術・入院医療を中心に地域のかかりつけ医と連携して医療を提供しております。2022年4月には、新たに大阪府がん診療拠点病院の指定を受け、多様な疾患に対応できるように病院機能の充実に取り組んでいます。中核病院として内視鏡センター、内視鏡外科センター、脳卒中センター、膝スポーツ関節鏡センター、ウロギネコロジーセンターなどのセンター機能を有し、三島医療圏の各種疾患に対応しています。また、医療圏の範囲を越えた広域からも多くの患者さまが来院されています。
この指標は令和3年度中に当院を退院した患者さまを10歳刻みの年齢で集計しています。当院が立地している高槻市の人口は令和4年6月末時点では約35万人で、うち3割が65才以上の超高齢化地域に該当します。そのため年齢別入院状況では、60才以上の患者様が多く、全体のおよそ8割を占めています。年齢別入院総数では70才代が最も多く、次いで80才代の順となっています。20代以下では、外傷系疾患や虫垂炎などの入院が多くなっており、30~40歳代では婦人科疾患や胆石などの手術入院があります。50代では消化器系や尿路系、女性性器脱など多種多様の疾患が入院されており、60代からは眼科系や悪性腫瘍(がん)などの疾患が多くなります。70才からは脳卒中疾患が多くなり、80才以上の患者様は肺炎、心不全や転倒による大腿骨骨折などの入院が多くを占めています。地域の患者さまが健康で安心して過ごせるようにかかりつけ医との連携強化に努め、多種多様の疾患に対応できるようにこれからも病院機能の充実を図って参ります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 180 2.10 2.65 0.00 65.82
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 136 19.97 20.57 21.32 84.79
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 76 14.55 13.14 13.16 79.79
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 48 7.02 7.70 0.00 66.17
060035xx03xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 47 7.36 6.78 0.00 72.00
吐下血、腹痛、腸閉塞などの救急疾患から、消化器がん、慢性消化器疾患や、肺炎・尿路感染症・腸炎・憩室炎などの炎症性疾患など、消化器領域に限らず、幅広く内科疾患全般を対応しています。1位の内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術や5位の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など、多くの内視鏡を用いた治療を内視鏡センターにて行っています。内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は5位の結腸以外に、胃、十二指腸、直腸、食道などの臓器にも対応しています。患者さまの身体に負担の少ない治療を心がけて、技術向上に努めています。また、胆・肝・膵の疾患に対する内視鏡治療も行っています。三島医療圏の内視鏡センターとして24時間365日の緊急体制を整備し、夜間・休日の緊急内視鏡手術にも対応しています。そのため、近隣医療機関からの紹介患者さまも多く受けています。
2位から4位までは炎症性疾患です。年齢・基礎疾患によっても病状は異なり、重症度も様々ですが多くの症例で全国の平均より短い入院期間になっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 105 18.17 17.35 18.10 86.10
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 34 21.85 20.57 17.65 86.82
050130xx97000x 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 20.72 22.07 33.33 87.17
0400801499×012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病ありA-DROP スコア2 12 15.58 18.75 16.67 85.67
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10.66
当院の心不全患者は左室駆出率の低下を認めない拡張性心不全(HFpEF)の割合が多く、心不全の原因として、高血圧、虚血性心疾患、心臓弁膜症、心筋症、不整脈、心筋炎などがあり、薬物療法を主体に心不全の予防や加療を行っています。心臓カテーテル検査、治療、メカニカルサポート、手術加療の適応となる患者さまに対しては、大阪医科薬科大学病院と連携を取り、スムーズな治療が行える体制を構築しています。内科系疾患では肺炎や尿路感染などの炎症性疾患の患者さまが多く、内科医師全員で診療しています。5位の体液量減少症はご高齢の方に多く、電解質と水分を補うため点滴の投与をおこないます。循環器疾患の原因となる睡眠時無呼吸症候群のPSG精査(終夜睡眠ポリグラフィー)、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)導入やペースメーカー植え込み術や深部静脈血栓症などの治療にも対応しています。
糖尿病内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 27 9.22 14.41 0.00 68.37
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 11.15
100210xxxxxxxx 低血糖症 6.68
110290xx99x0xx 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2なし 14.23
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 13.42
入院症例の多くは血糖コントロール目的の入院で糖尿病専門医によるきめ細やかな診療を行っています。医師以外にも糖尿病療養指導士の資格を有する看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士からなるチームで患者さまをサポートしています。特に療養において重要となる生活習慣について、チーム全員で個々の患者さまの問題点を抽出し、問題解決につながる指導を実施しています。同時に、合併症、および病態の精査も実施し、必要があれば循環器内科、眼科などの他科と連携した治療を提供しています。
その他では低血糖による意識障害などの救急疾患や他科入院で血糖コントロール不良な患者さまに対する対診など他科と連携して診療を行っています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 120 3.35 4.74 0.00 68.03
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 110 5.95 7.11 0.91 65.39
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 79 5.42 6.25 0.00 63.20
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 52 7.23 9.75 0.00 53.37
060340xx0200xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 35 10.00 11.38 5.71 73.60
9名の内視鏡外科医が在籍し、8名が技術認定医を取得しています。2019年6月には腹腔鏡手術10000症例を達成しました。上位5疾患のほとんどが腹腔鏡による手術症例です。上記疾患以外にも、悪性腫瘍や肛門疾患、腸閉塞など消化器疾患の手術治療を多く行っています。また、夜間、休日など24時間365日緊急手術が可能な体制を整えており、内視鏡外科センターとして近隣医療機関からの紹介患者さまも多く受けています。2022年4月に大阪府がん診療拠点病院の指定を受けました。悪性腫瘍の手術治療から、手術を施行した患者さまへの定期的検査や、化学療法による補助療法も行っており、認定看護師を含めた多職種チームで患者さまの治療に取り組んでいます。腹腔鏡手術は短い入院期間で退院することが可能です。当科では上位5疾患で入院された多くの患者さまが全国平均の入院期間よりさらに短い期間で退院しています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 35 7.09 6.04 0.00 45.26
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 24 4.96 6.11 0.00 50.21
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 10 2.20 2.87 0.00 44.60
120100xx02xxxx 子宮内膜症 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 6.56
120110xx01xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 子宮全摘術等 定義副傷病なし 10.13
婦人科内視鏡学会の認定施設であり、子宮筋腫や子宮内膜症、骨盤内癒着、卵巣腫瘍などの良性疾患の鏡視下手術(腹腔鏡・子宮鏡)を主に行っています。近隣医療機関からの紹介患者さまも多く受けています。また、不妊専門施設と連携して不妊症に対する手術治療も積極的に行っております。多くの症例が鏡視下手術で腹部を大きく切開せずに行えるため、短期間で退院することが可能です。病巣が大きく腹腔鏡下での手術が困難な症例では、開腹手術も行っています。外来での子宮鏡検査も可能で、子宮鏡下の筋腫・ポリープ切除も行っています。外来では月経不順、月経困難症、更年期症状などに対して総合的に診察を行い、ホルモン治療、漢方治療、プラセンタ注射などを行っています。
女性泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 386 7.96 8.31 0.00 72.27
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 49 4.98 5.46 0.00 65.20
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 12 4.75 7.02 0.00 75.00
160960xx97x0xx 膀胱・尿道損傷 手術あり 手術・処置等2なし 10.23
110320xx02xxxx 腎、泌尿器の疾患(その他) 外尿道腫瘍切除術 4.66
2015年3月よりウロギネコロジーセンターを開設して地域の患者さま及び、全国規模で女性の骨盤底の障害に関する手術治療を行っています。代表的なものが、1位の子宮脱、膀胱脱などの骨盤臓器脱、2位の尿失禁に対する手術治療になります。3位は膀胱癌に対する内視鏡的切除手術治療の症例です。その他には難治性過活動膀胱に対して神経を刺激して尿失禁を改善させる仙骨神経刺激装置植込術や間質性膀胱炎に対する手術なども行っています。2020年に保険収載された内服治療では効果のない過活動膀胱に対するボトックス膀胱壁内注入療法も行っています。骨盤臓器脱や尿失禁(尿もれ)でお悩みの方の症状改善に努めています。お悩みの方はお気軽にご相談ください。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 227 5.49 7.02 0.44 70.38
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 19 5.68 5.56 0.00 65.47
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 19 5.32 5.46 0.00 66.37
110310xx01xxxx 腎臓又は尿路の感染症 経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 14.08
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13.14
1位は膀胱癌に対する内視鏡的切除手術で、当院は大阪医科薬科大学病院と連携して手術治療を行っています。2位は尿管結石と膀胱結石に対する手術治療になります。手術は経尿道的に尿管鏡下で行います。24時間365日の救急医療を行っているため、尿路結石・尿閉・血尿など泌尿器領域の急性疾患に幅広く対応しています。また、膀胱癌や尿路結石などの手術治療以外でも腎がんに対する摘出手術や前立腺がん診断目的の入院、加齢に伴い発症する前立腺肥大症に対する手術治療や包茎手術など幅広い手術を行っております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 166 22.14 25.32 75.30 82.86
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 83 16.19 19.34 78.31 83.34
070050xx97xxxx 肩関節炎、肩の障害(その他) 手術あり 73 14.79 20.72 27.40 67.64
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 70 13.53 13.52 2.86 24.50
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 53 3.04 4.99 1.89 64.30
24時間365日、緊急患者を受け入れる体制を整えており、骨折などの外傷性疾患の急患に対応しています。運動器ごとに専門領域を細分化し、膝関節、肩関節、足関節、脊椎・脊髄疾患の専門医がより質の高い医療を提供しています。2016年より膝スポーツ関節鏡センターを開設し、北摂地区の膝スポーツ障害、膝関節症に苦しむ患者さまに診療を行っています。高齢者の増加に伴い、骨粗鬆症の影響で発生する大腿骨近位部骨折と胸椎・腰椎圧迫骨折や外傷による前腕の骨折手術が上位疾患を占めています。スポーツによる膝前十字靱帯損傷を中心とした膝関節障害や腱板断裂などの肩関節障害に対する手術も関節鏡を用いて専門に行っており、肩が3位で膝が4位に該当します。高齢者に多い変形性膝関節症に対する人工関節置換手術や、高位脛骨骨切り術など、若年から高齢者まで骨折、靱帯損傷、変性疾患など幅広く治療しています。
また、回復に重要な要素となる術後のリハビリテーションは院内にも運動器ごとのエキスパートが多数おりますし、当グループの系列病院にリハビリテーション病院を有しているため、円滑な転院を行い、できるだけ短い入院期間で在宅復帰していただけるよう医療を提供しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 51 15.86 15.63 33.33 72.55
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 19.04 18.90 51.85 70.26
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 23 10.74 9.78 17.39 79.26
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 7.14 7.22 22.73 68.68
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 20 10.15 8.30 15.00 80.55
脳卒中診療(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等)に力を入れております。2022年度から常勤医を増員し、3名の脳神経外科専門医で地域の脳卒中センターとして24時間365日体制で脳卒中の診療を行っています。急性期血栓溶解療法(t-PA静注療法)、脳血管内手術(カテーテルによる血栓回収術など)、開頭手術などの高度な治療を緊急で行えるように体制を整備しています。他にも3位、5位の頭部外傷などの救急疾患や4位のてんかん発作、未破裂脳動脈瘤に対する検査入院からコイル塞栓術などの脳血管内治療も行っています。また脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患など、幅広い病状に対応しております。急性期治療終了後は、病状に応じて東和会グループを始め、近隣の回復期リハビリテーション病院、慢性期療養型病院、地域のクリニック等へ紹介し、退院時にも患者さまにとって最良の選択となるようにコーディネートしています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 514 2.07 2.71 0.00 75.03
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 88 3.53 5.41 0.00 74.99
020290xx97xxxx 涙器の疾患 手術あり 43 3.86 4.66 0.00 70.86
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 42 4.48 5.36 0.00 75.93
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 39 5.08 6.07 0.00 77.87
1位の白内障は主に加齢によって目の水晶体が濁ってくる病気です。短期間で行える手術で患者さまの身体的負担も少ないことから、日帰り外来手術も可能となっています。2位の緑内障・4位の硝子体出血は放置することで失明の危険性がある重篤な疾患であり、手術による治療を行っています。3位は鼻涙管閉塞症で目と鼻をつなぐ鼻涙管が閉塞することで眼脂や涙が溜まる疾患です。5位は糖尿病網膜症や黄斑円孔などの網膜疾患です。これらの疾患は、クリニカルパスによる計画された入院診療で全国の平均的な入院日数より短い期間で退院いただくことが可能です。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 29 2.93 4.92 0.00 65.41
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 25 4.52 5.71 0.00 41.76
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 14 8.00 9.01 0.00 66.64
030428xxxxxxxx 突発性難聴 11 7.73 8.75 0.00 71.18
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 7.84
最も多い疾患は前庭機能障害です。前庭機能障害とは急性発症した耳鼻科領域のめまい症疾患です。2位はのどの急性炎症疾患で、高熱を伴う場合や膿がのどに溜まった場合、炎症がひどく、息の通り道(気道)が狭窄している場合などは、入院加療を行っています。3位の顔面神経麻痺と4位突発性難聴は地域の病院・診療所から紹介入院を受け入れており、クリニカルパスによる標準的診療計画に基づいた入院診療を行っています。入院される症例では多くの場合、基礎疾患として糖尿病を合併されているため、看護師、薬剤師・管理栄養士も治療に参加してチームで患者様をサポートしています。5位は慢性扁桃炎に手術を行った症例です。繰り返す高熱などの症状から扁桃摘出を検討した症例になります。その他では慢性副鼻腔炎・唾液腺疾患・甲状腺腫瘍に対する手術治療も行っています。科で取り扱っている疾患は、中耳炎、外耳炎、耳鳴、アレルギー性鼻炎などもあります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 51 21 12 1 7
大腸癌 51 18 31 99 17 48 1 7
乳癌 7
肺癌 7
肝癌 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌とは、発症症例数が多いとされる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝臓癌のことをいいます。UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類があり、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それを指標に癌の進行度と拡がりの程度を一度に表わすことが出来るように作られたのがStage分類です。
当院では、胃癌、大腸癌の症例数が多く、消化器系癌に特化しており、また、StageⅢ、Ⅳの症例も多く、重症症例が多いことが分かります。Stage分類が不明となっている症例は、治療前の検査入院や一部の評価が出来ておらず、退院後に総合評価される場合等が該当します。早期癌の割合が高い胃癌に比べ、大腸癌は進行癌の割合が高くなっています。乳癌、肺癌、肝癌はステージ別では多くが10件未満のため詳細は示していません。
当院は2022年4月に大阪府がん診療拠点病院の指定を受けました。手術や化学療法などを組み合わせた集学的治療や緩和ケア医療の提供と技術の習得に努めて参ります。また、他の大阪府がん診療拠点病院と連携や、がんに関する各種情報の収集・提供等の取り組みから地域全体のがん医療の向上に貢献して参ります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 11 8.09 53.45
中等症 126 16.06 82.98
重症 57 19.93 84.11
超重症 13 23.23 88.85
不明 0 0.00 0.00
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎の事をいいます。
重症度は、A-DROP「年齢(Age)」「脱水(Dehydration)」「呼吸(Respiration)」「意識障害(Orientation)」「血圧(Pressure)」を基準に沿って評価し、その結果を合算したもので、評価数値が高ければ重症となります。
高齢者の方は肺炎に罹患すると重症化してしまうことが指標より把握できます。マスク、手洗い、うがいなどの標準予防策の実施や禁煙などに取り組み、肺炎予防に努めましょう。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 180 19.83 75.84 42.31
その他
この指標は、脳梗塞で入院された患者さまを対象にその発症から入院までの日数別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
脳梗塞とは、脳に栄養を与える動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が壊死、または壊死に近い状態になることをいいます。後遺症が残ることも多く、長期間のリハビリテーションを必要とするためリハビリテーション専門病院に転院する患者さまが多く、転院率が高い傾向となります。
当院では脳卒中センターを開設し、24時間365日体制で脳卒中の診療を行っております。提供している専門診療としては、「発症4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対するt-PAを用いた経静脈的線溶療法」や「超急性期脳梗塞に対する血管内治療(機械的再開通療法や局所線溶療法)」を行っています。
急性期治療後は、東和会グループのリハビリテーション専門病院で充実したリハビリプログラムによる治療を受けていただくことや近隣のリハビリテーション専門病院に紹介するなど患者さまにとって最良の方法となるように努めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 153 0.30 1.24 0.00 67.20
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 64 0.98 5.17 0.00 69.83
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 41 0.07 1.24 0.00 64.59
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 37 1.00 6.49 0.00 77.24
K654 内視鏡的消化管止血術 37 1.32 10.46 18.92 74.54
日本消化器内視鏡学会指導施設の認定を受けており、指導医・専門医の認定を持つ医師と消化器内視鏡技師の資格を持つスタッフが、安全で質の高い治療を行っております。1位・3位の内視鏡的ポリープ・粘膜切除術は来院前・来院後に下剤を服用する2種類のクリニカルパスを導入しています。日帰りでの外来手術も行っており、患者さまのニーズに対応できるように努めています。また、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)(2位:大腸・4位:胃)は身体的負担の少ない低侵襲手術で表在性の早期がんに対して行っております。十二指腸、食道などの臓器にも対応しています。5位は消化管の出血病変を止血する手術です。24時間365日緊急内視鏡が対応可能な体制を整えており、吐下血や消化管異物、急性胆管炎などの緊急内視鏡手術対応が可能です。その他では食道、十二指腸、大腸ステント留置や胆・肝・膵に対しての内視鏡的治療を積極的に行っております。消化器外科医と合同カンファレンスも実施し、他科と連携した質の高い治療を提供しています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 208 1.01 4.16 1.92 65.67
K634 腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術(両側) 112 0.98 1.31 0.00 67.13
K671-21 腹腔鏡下胆管切開結石摘出術 胆嚢摘出を含むもの 60 1.72 7.68 5.00 75.12
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの 52 0.10 6.06 0.00 52.25
K7434 痔核手術(脱肛を含む) 根治手術(硬化療法(四段階注射法によるもの)を伴わないもの) 28 0.14 1.21 0.00 62.54
日本内視鏡外科学会の技術認定医8名の体制で、24時間365日緊急手術に対応しています。多くは腹腔鏡下手術を実施しており、上位4位までを占めています。また、がん治療にも力を入れており食道、胃、大腸など様々な消化器疾患の外科的治療を行っています。その他には、腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)を消化器内科医師と合同で行っています。常に患者さまの身体にかかる負担が少ない治療を心掛け、安全性を十分に考慮し、病気の進行具合とのバランスをとった患者さま個々の状態に合わせた治療を心がけています。3位の腹腔鏡下胆管切開結石摘出術(胆嚢摘出を含む)は従来では2ステップで行われていた内視鏡手術(内視鏡的乳頭切開術+腹腔鏡下胆嚢摘出術)を1ステップで治療する手術です。乳頭切開による膵炎や胆管炎・結石再発のリスクを回避できる手術で大きな合併症は生じていません。5位は痔核病変に薬剤を注射して血流を減らし、硬化・縮小させる手術で切らずに済む痛みの少ない治療法です。お尻からの出血がみられる方はすぐにご相談ください。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 27 0.96 3.07 0.00 50.70
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 20 1.00 4.65 0.00 50.90
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 12 1.00 3.83 0.00 35.92
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 電解質溶液利用のもの
K8862 子宮附属器癒着剥離術(両側) 腹腔鏡によるもの
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医が在籍しており、不妊の原因となる子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣腫瘍、卵管水腫、骨盤内癒着に対する腹腔鏡手術を積極的に行っています。不妊を伴う患者さまの手術は不妊専門施設と連携しています。子宮鏡手術なども取り入れ、常に患者さまの身体にかかる負担が少ない治療を心掛けています。病巣が大きく腹腔鏡下での手術が困難な症例では、開腹手術も行っています。患者さまに一番適切な術式を選択し、安全性を十分に考慮し、手術治療を行っています。鏡視下手術(腹腔鏡・子宮鏡)は腹部を大きく切開せずに行えるため、短期間で退院することが可能です。子宮鏡下で行うポリープ切除術については日帰りの外来手術にも対応しています。
女性泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K802-21 膀胱脱手術 メッシュを使用するもの 206 1.02 6.17 0.00 75.63
K865-2 腹腔鏡下仙骨腟固定術 134 1.01 6.06 0.00 66.48
K8232 尿失禁手術 その他のもの 58 1.02 3.10 0.00 65.28
K860-2 膣断端挙上術(腟式、腹式) 14 1.00 4.71 0.00 75.00
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 12 1.00 2.75 0.00 75.00
主に骨盤臓器脱、腹圧性尿失禁に対する手術を実施しています。患者さまは九州から北海道まで県外からも多くの方が来院されます。骨盤臓器脱では腹腔鏡手術と膣式メッシュ手術を積極的に行っています。次いで多い手術が膀胱癌に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術です。開腹せずに行えるため身体への負担が少ない手術です。その他には、難治性過活動膀胱に対する仙骨神経刺激装置植込術や神経因性膀胱に対するボトックス膀胱壁内注入療法(ボツリヌス療法)などの治療も実施しています。ウロギネコロジーセンターは2021年度に医師1名を増員して今まで以上に多くの症例を治療できる体制が整いました。患者さまの安全、QOLの改善を第一に考え、精度の高い手術を提供できるように日々、技術を磨き、これからも成長しつづけます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 191 1.19 3.31 0.00 70.68
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 39 1.13 3.64 2.56 69.74
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 19 0.95 3.74 0.00 65.47
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 14 0.79 4.43 0.00 71.71
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回
膀胱癌に対する切除手術を最も多く行っています。手術用内視鏡を用いて開腹せずにできる安全性の高い手術です。3位の経尿道的尿路結石除去術は麻酔下に尿管鏡という細い内視鏡を挿入し結石を目視しながらレーザーで破砕する手術で2019年度から積極的に行っています。4位の経尿道的尿管ステント留置術は尿管に石が詰まったり、尿管周囲の何らかの病気により、尿管に狭窄が生じた場合、腎臓に水がたまる水腎症の発症やそれに伴う感染症を引き起こす危険があるため、経尿道的にステントを留置して尿の通り道を確保する治療です。ステントは定期的な交換が必要です。次に多いのは人工透析が必要となった患者さまへのシャント造設やシャント拡張術・血栓除去術などの手術です。その他では前立腺肥大症に対して手術用内視鏡を用いて行う切除手術や、体外より衝撃波を当てて体を傷つけることなく結石を砕く、体外衝撃波結石破砕術などの手術を実施しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 151 1.66 15.75 54.30 78.63
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 92 2.10 5.26 20.65 66.03
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術 前腕、下腿 84 0.96 1.68 0.00 48.71
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 80 1.93 19.65 73.75 82.14
K0801 関節形成手術 肩、股、膝 70 1.13 12.81 25.71 67.27
1位・4位の多くは、大腿骨近位部骨折に対する手術です。2位は前腕・下腿骨の骨折に対する手術です。受傷後、できるだけ早期に手術を行い、リハビリテーションを開始することで、患者さまのADL低下防止に努めています。3位の骨内異物除去術(抜釘術)は、多くの場合は短期入院(2泊3日)で行っています。5位の関節疾患に対しては、関節形成手術以外にも人工関節置換術や関節温存手術である高位脛骨骨切り術も積極的に行っています。その他では膝スポーツ障害に対して膝前十字靭帯再建術、膝半月板手術などの手術や肩腱板断裂、外反母趾手術、足関節靱帯再建術などの手術加療を部位ごとの専門医が行っています。手術後は東和会グループ系列の回復期リハビリテーション病院で集中的にリハビリを行い、早期回復に多職種で取り組んでいます。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 34 0.26 22.71 47.06 79.18
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 23 1.52 9.35 8.70 81.00
K1781 脳血管内手術 1箇所 16 0.38 19.75 18.75 63.19
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 12 0.00 30.00 91.67 67.08
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの 11 2.09 35.55 81.82 71.55
1位は脳血管に血栓が詰まることで起こる超急性期脳梗塞に対する血栓回収術です。脳梗塞は突然発症し、高度な障害を残したり、命を落とすこともある危険な病態で早期診断・治療が要求されます。当院では脳卒中センターを開設し24時間365日脳卒中の診療を行っています。プライマリ医の迅速かつ適切なトリアージおよび検査を経て、専門医による脳卒中診断のもと、適確な治療を受けていただくことができます。また、脳卒中ホットラインを導入しており、救急到着前より情報を各部署と共有し、少しでも早く治療を開始できるよう努めております。2位の慢性硬膜下血腫に対する血腫穿孔洗浄術は、脳神経外科領域において全国的にも特に多い手術となっております。ご高齢の方の頭部外傷が主たる原因とされており、外傷後1-2ヶ月で発症することが多いです。局所麻酔で行えることも特徴ですが、時に緊急で行う場合もあり、発見が遅れると危険な状態にもなりかねないものです。他には脳出血に対する手術として低侵襲な内視鏡下血腫除去術が増え、上位を占めております。24時間365日体制で脳卒中診療に取り組んでおり、常に緊急手術にも対応することができます。またここ数年で発展の著しい脳血管内治療(カテーテル治療)も可能で多くの手術を行っております。他、脊椎疾患などの手術も行っており、幅広い疾患に対応しております。いずれの治療に際しても、迅速に診断し、治療を早期に始めることを心がけております。手術後は東和会グループの系列病院の回復期リハビリテーション病院で集中的にリハビリを行い、早期回復に多職種で取り組んでいます。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 518 0.01 1.07 0.00 75.04
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 97 0.02 4.10 0.00 73.44
K2682 緑内障手術 流出路再建術 76 0.00 1.89 0.00 74.54
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 45 0.00 3.69 0.00 74.38
K204 涙嚢鼻腔吻合術 40 0.98 1.98 0.00 73.95
1位は白内障に対する水晶体再建術で視力低下を改善する治療です。日帰り手術と入院手術の2パターンを準備し、患者さまのニーズを第一に病状を加味して決定しています。日帰り手術の場合は、術前術後にゆっくり休養できるよう環境を整えています。次いで挙げられるのが、硝子体茎顕微鏡下離断術です。増殖糖尿病網膜症や網膜剥離、黄斑円孔などの網膜硝子体疾患に対する手術です。患者さまの状態によっては、上記の白内障手術と硝子体手術を同時に行うこともあります。3位の緑内障手術は放置すると失明の危険が伴う重篤な疾患です。5位の涙嚢鼻腔吻合術は目と鼻をつなぐ鼻涙管が閉塞して眼脂や涙が溜まってしまう鼻涙管閉塞症に対する手術です。その他では加齢の影響などによって瞼の機能に異常を生じる眼瞼下垂手術も行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 14 0.21
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる 0 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 21 0.31
異なる
この4指標は感染症及び合併症の症例数、発生率を示したものです。入院契機と同一とは、重症な感染症を入院時点で発症されていた症例です。入院契機と異なるとは、入院中に病状が悪化してしまった症例です。手術・処置等の合併症の多くは術前から予測される合併症であるため、多くの場合は予防することが出来ますが、対策を講じても起こりえることがあります。合併症の中には術後良好な経過を経た後に、間接的な要因で発生してしまう例も多くあります。具体的には「別部位からの血行感染」、「外的要因による脱臼・破損」、「経年変化による狭窄、劣化によるシャント閉塞」などが該当します。発生した場合は専門医による最善の治療を行っております。合併症は臨床上ゼロにすることは難しいですが、少しでもゼロに近づけるように職員一丸となって治療に取り組んでいます。
更新履歴
    2022年9月29日 更新履歴

  • 2016年9月28日 平成27年度「病院指標」を公開しました。
  • 2017年9月29日 平成28年度「病院指標」を公開しました。
  • 2018年9月27日 平成29年度「病院指標」を公開しました。
  • 2019年9月26日 平成30年度「病院指標」を公開しました。
  • 2020年9月30日 令和元年度「病院指標」を公開しました。
  • 2021年9月30日 令和2年度「病院指標」を公開しました。
  • 2021年9月30日 令和2年度 「病院指標」を公開しました。
  • 2022年9月29日 令和3年度 「病院指標」を公開しました。