トピックス
2021年4月よりキャノン製マンモグラフィシステムPe・ru・ru DIGITALを導入しました。
今回、当院に導入いたしましたマンモグラフィ装置は最新の検出器を搭載しており、淡い陰影や病変の微細な石灰化も発見しやすい高精細な画像を得ることができます。
従来の装置より操作しやすくなり撮影時間が短くなりました。(着替えを含め入室から退室まで約10分です。)
また、この装置は身体があたる装置部分の角を取り、丸みを帯びた形状にデザインされており、圧迫板がわずかにしなることで従来よりも痛みを少なくする工夫がされています。
マンモグラフィ
乳がんは早期発見が大切です!
日本の乳がんは、年々増加し毎年約9万人の女性が発病し約15000人が亡くなっています。
現在、日本女性の9人に1人が乳がんにかかると言われています。
乳がんは早期に見つかれば約9割が治ります。
早期乳がん(しこり2cm以下、リンパ節転移なし)の治療では、乳房温存療法が可能となります。
いつから検診を受けたら良いの?
30,40,50歳代女性のがん死亡原因の第1位は乳がんです。
そして最もかかりやすいのは40~50歳代。
30歳になったら定期的な乳がん検診を!!
乳がん検診を受けた事のない方は、
一度乳がん検診を受けてみましょう。
乳がん検診を受けたことのある方は、
定期的な乳がん検診を受けてみましょう。
心配なことがありましたらお気軽にご相談下さい。
乳がんにかかりやすい人は?
- 年齢40歳以上
- 30歳以上で未産
- 30歳以上で初産
- 閉経年齢が55歳以上
- 肥満(特に50歳以上、標準体重の20%以上)
- 良性の乳腺の病気になったことがある
- 家族に乳がんになった人がいる
- 乳がんの既往がある
- ホルモン補充療法を長期間続けている
- 経口避妊薬を長期間使用している
など
乳がんは女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けるため、分泌量の多い時期が長く続くほど、発症しやすくなります。
上記にあてはまらない方も安心せず乳がん検診をうけましょう。
マンモグラフィ検査とは
乳房専用のX線撮影です。
触診ではわかりにくい1cm以下の小さなしこりや、早期乳がんのサインである石灰化を見つけることができるため、早期発見に有効な検査です。
前回の画像と比較もできます。
40歳以上の検診に適しています。
どんな撮影方法
乳房を片方ずつプラスチックの透明な板ではさみ、平たく引きのばして撮影します。
この圧迫で人によっては痛みを感じることもあります。
乳房の大きさに関わらず撮影できますのでご安心ください。
痛みについて
診断しやすい良い画像を撮るためには、乳房の後ろにある大胸筋も一緒にはさみこんで、乳房を薄く均等に引きのばすことが重要です。
症状には個人差がありますが、痛みと皮膚の発赤を伴うことがあります。
数日間症状が残る方もおられますが、自然に治りますので心配ありません。
乳腺が張る生理前を避けると、痛みが少なくてすみます。
どうしても耐えられない痛みの時は検査技師に遠慮なくお伝えください。
放射線被曝について
1回のマンモグラフィ撮影で受ける放射線量は、東京-ニューヨーク間を飛行機で行くときに浴びる自然放射線とほぼ同じです。
白血病などが発生する危険はありません。
撮影時に注意することは?
X線撮影のため、妊娠中や妊娠の可能性がある方は、検査を受けることができません。
制汗スプレーやパウダーは、よく拭き取ってください。
乳房の手術歴や傷跡、ほくろやいぼなどがあれば撮影技師にお伝えください。
ペースメーカー装着の方、豊胸術の方は機械や豊胸バックを破損する危険性があるため、超音波(エコー)検査をお勧めします。
当院乳がん検診の特徴
- 高槻市民検診をはじめ、企業検診・自費検診も行っています。
- マンモグラフィ撮影認定を取得している専門技師の女性スタッフのみが撮影を担当しますので、安心して受けていただきます。
- リラックスして受けていただけるよう丁寧な説明を心がけております。
- 超音波(エコー)検査も女性技師が行いますので、ご相談ください。
検査はすべて予約制となっております。電話予約もできますので、お気軽にお尋ねください。
072-671-1035(健診センター)