トピックス
近年、消化器外科領域における技術的な進歩は目覚ましいものであり、腹腔鏡や手術支援ロボットを用いた低侵襲手術が、悪性腫瘍を含むさまざまな疾患に対して行われています。その一方で、外科医に求められる技術は益々高度化しており、病院施設間、医師間での技術格差が認識されるようになりました。今後も、外科医を取り巻く環境が変容していくなか、患者さまにとってより良い医療とは何なのかを慎重かつ積極的に見極めていくことが必要となってきています。
当院では、2003年6月の内視鏡外科センター開設以来、安全確実な手術を行える内視鏡外科医の教育を行っています。
●任期…3年(内視鏡技術認定医を取得するまで技術指導致します)。
●若手の外科医が、がん治療一般の知識を吸収し、より実践的な思考力を身に着けられるように学術活動に力を入れています。
●内視鏡外科技術認定取得後にはロボット手術の技術を習得できます。
●技術認定医取得後の処遇については個々の相談に応じます。
「外科専門医として次のステップへ進みたいが次の一歩をどう踏み出せばよいかわからない」とお悩みの方、今の環境が力を発揮しづらい場所なのかもしれません。第一東和会病院で消化器外科診療の第一線の技術を学びながら、ロールモデルとなる先輩医師とともに目指す医師像やキャリアに向かって、充実した毎日を過ごしませんか。
取得可能資格
- 消化器外科専門医
- 内視鏡外科技術認定医
- 胆道学会認定指導医
- 腹部救急認定医
- ロボット手術執刀医(センハンス)
応募資格
- 45歳未満。
- 外科専門医プログラム修了者(見込み含む)
応募方法
ご希望の方は、①氏名、②年齢を明記のうえ、メールで連絡ください。施設見学も歓迎します。
メール連絡先:医師リクルート担当(本部:武田)まで。
(スパムメール防止のため、恐れ入りますが、下記アドレスの☆を@に変更して送信してください。)
y.takeda☆towa-med.or.jp
当院における技術認定医取得医師の声
田畑 智丈(たばた ともたけ)
副院長
消化器外科 部長
救急部 部長
● 日本外科学会 外科専門医・指導医
● 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
● 日本救急医学会 救急科専門医
● 日本内視鏡外科学会 技術認定医・評議員
● 消化器がん外科治療認定医
● 日本胆道学会 認定指導医
● 腹部救急医学会 認定医
● 近畿外科学会 評議員
● 麻酔科標榜医
● 医学博士
■術式のレパートリーの豊富さは、他の病院を寄せ付けない
私は第一東和会病院でお世話になる前は、名古屋の病院で約10年間勤務していました。高槻市内での勤務を希望し、インターネットで検索したところ、第一東和会病院がヒットしたのが当院との最初の出会いです。
以前から内視鏡外科に興味があり、ホームページの内容から、第一東和会病院が内視鏡外科に非常に力を入れていることがよくわかりましたので、就職を決めるまでには、さほど時間はかかりませんでした。ほぼ第六感で決めたようなものでした。しかし入社後もその期待は裏切られることなく、期待以上の環境で勤務できている現状に、非常に満足しています。
内視鏡外科センターの名に恥じない、術式のレパートリーの豊富さは、他の病院を寄せ付けないと思います。内視鏡外科手術に対する志のある方であれば、必ずや大きな成果を得られると思います。ぜひ一度見学に来ていただければ幸いです。お待ちしています。
水谷 真(みずたに まこと)
消化器外科 医長
● 日本外科学会 外科専門医・指導医
● 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
● 日本内視鏡外科学会 技術認定医
● 日本臨床栄養代謝学会 認定医
● 消化器がん外科治療認定医
● 近畿外科学会 評議員
● 麻酔科標榜医
● 医学博士
田儀 知之(たぎ ともゆき)
● 日本外科学会 外科専門医・指導医
● 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
● 消化器がん外科治療認定医
● 日本内視鏡外科学会 技術認定医
● 医学博士
1999年 京都府立医科大学を卒業
2014年7月に第一東和会病院内視鏡外科センターに赴任。
松本 直基(まつもと なおき)
● 日本外科学会 外科専門医・指導医
● 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
● 日本内視鏡外科学会 技術認定医・評議員
● 日本胆道学会 認定指導医
● 日本腹部救急医学会 腹部救急認定医
● 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
● 消化器がん外科治療認定医
● 日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ読影認定医
● 医学博士
嶌岡 成佳(しまおか しげよし)
● 日本外科学会 外科専門医
● 日本消化器外科学会 消化器外科専門医
● 日本消化器病学会 消化器病専門医
● 日本内視鏡外科学会 技術認定医
● 日本胆道学会認定指導医
● 日本腹部救急医学会 腹部救急認定医
● 乳がん検診超音波検査実施・判定医師
● 大阪府難病指定医
● 医学博士
■外科医となったからには手術を極めたい
どうしたら手術をうまくできるだろうか、ひたすら上達することが出来る環境を目指し、後期研修では主に開腹手術を約3年間研鑽させていただきました。それからは腹腔鏡の手術について集中的に習得したいと思い、内視鏡外科学会の技術認定医の存在に気づきました。認定医を取得すべく、どこかに修練させてもらえる病院はないかと、インターネットで「内視鏡外科 技術認定医 病院」と検索したら、第一東和会病院の研修プログラムにたどり着きました。
自分は手術がある程度上手いと思っていましたが、第一東和会病院で行われている、より緻密な(細かい剥離操作を含めて)、より出血の無い(woozingも含めて)手術を目の当たりにして、もっと研鑽する必要があると痛感させられました。
そして指導医の先生に暖かく見守られ修練を続け、医師9年目にして技術認定医を取得することができました。
より良い治療、より良い手術を目指して切磋琢磨できる環境であるし、それはそのまま患者さまのQOL、予後の改善につながっていくものと考えます。
今後も手術を通して患者さまに還元できるよう努力していきたいと思います。
大江 崇史(おおえ たかふみ)
●日本外科学会 外科専門医
●日本消化器外科学会 消化器外科専門医
●消化器がん外科治療認定医
2005年、滋賀医科大学医学部卒業
市立伊藤市民病院に勤務後、京都市立病院放射線科に勤務
消化器外科医として松江赤十字病院消化器外科に勤務
公立豊岡病院但馬救命救急センターで救急外科に携わる
内視鏡外科の修練のため2022年4月より第一東和会病院 内視鏡外科センターへ赴任
島津 和晃(しまず かずあき)
日本外科学会 外科専門医
2019年、大阪医科薬科大学医学部卒業。