お知らせ
女性特有のデリケートな悩みに寄り添う「統合的ケア」を評価
この度、当院の女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター所属、鍬田 知子(くわた ともこ)医師が、タイで開催された国際的な学会「第3回 Thai Urogynecologists Association 年次総会 (Thai UGA 2025)」において、ポスタープレゼンテーションアワードで2位を受賞しました。
アジア各国から専門医が集まるこの国際学会で、当院の取り組みが世界的に高く評価されました。
ポスタープレゼンテーションとは (クリックで開閉)
学会や研究会で、研究成果を大きな紙面(ポスター)にまとめ、展示しながら、興味を持った参加者と直接対話して説明するもの
受賞テーマと研究のポイント
鍬田医師が発表した研究のタイトルは、以下の通りです。
「High-Volume Experience of Laparoscopic Sacrocolpopexy for organ prolapse: Surgical Technique and Outcomes from Our Urogynecology Center」
これは、骨盤臓器脱(骨盤内の臓器下がってくる病気)の手術である腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)について、当院がこれまでに積み重ねてきた豊富な手術経験と、その具体的な手技、そして高い治療成績を報告したものです。
この受賞が意味すること
この賞は、女性のデリケートゾーンにおける『軽度な悩み(腟のゆるみ)』の段階から、『重度な病気(骨盤臓器脱)』に至るまでの全ての段階において、専門的かつ包括的な治療・予防を切れ目なく提供することをテーマとした研究に対し、その功績が認められたものです。
当院における患者さま一人ひとりのライフステージと症状に合わせた予防・早期治療から、高度な外科的治療までを一貫して提供できる専門性の高さを、国際的に証明することができました。


国際的な交流で医療の質向上へ
国際的な医療交流を通じて、世界の医療の発展に寄与するとともに、当院の医療水準の向上にもつなげてまいります。今後も、国際的な視点をもって医療の未来に貢献していきます。

