お知らせ
この度、当院において下記の内容にて観察研究を行うことになりました。 ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い致します。
当院脳神経外科にて旧跡脳梗塞に対する血栓回収療法を受けたことのある患者様へ
2024年10月10日
第一東和会病院 脳神経外科
記
研究課題名:超高齢者に対する機械的血栓回収療法の効果と安全性に関する研究:後方視的研究
研究の目的:急性期脳梗塞を発症された90歳以上の患者様で施行した血栓回収療法に対してその効果と安全性を調査します。
研究の意義:高齢化が進む日本において脳梗塞発症するリスクは年齢と共に上昇しています。急性期脳梗塞の治療において機械的血栓回収療法は一般的に普及されてきましたが、機械的血栓回収療法は脳神経外科領域における血管内治療の中でも高齢者に対する治療の割合が多いものです。最近では90歳以上の超高齢者が施行されることもありますが、実臨床でその有用性と安全性が確保されていると実感されます。本研究は当院における90歳以上の機械的血栓回収療法を施行した患者様を対象に治療効果や術後出血などの安全性について検討することで超高齢化社会に対応していけることを示すことができます。
研究の対象:2020年1月から2024年8月までに急性期脳梗塞に対して機械的血栓回収療法を受けられた患者様
該当期間:2020年1月1日~2024年8月31日
研究の方法 :本研究では電子カルテより急性期脳梗塞に対して機械的血栓回収療法術を受けられた患者様の、年齢、性別、生活歴、既往、抗血小板薬内服の有無、抗凝固薬内服の有無入院時NIHSS、発症前及び30日後・90日後mRS、t-PAの有無、各種治療時間(発症・到着・手術開始・再開通)、再開通率、術後出血の有無などの情報を抽出し、統計解析を用いて、治療効果及び周術期合併症の発生率に関して調査・検討を行います。
研究期間:2024年9月1日~2026年8月31日
個人情報の内容およびその利用目的、開示等の求めに応じる手続き:
対象者の方を特定できないように対処したうえで、本臨床研究の成果を学会や論文等で公表します。対象者の個人情報については、パスワードを設定したExcelファイルをハードディスクに保存し、当院の鍵付きの保管庫で管理します。
個人情報の取り扱いに関する相談窓口:
〒569-0081 大阪府高槻市宮野町2-17
第一東和会病院
脳神経外科
担当医師 朴 陽太
TEL 072-671-1008(代表)
利益相反について:
当院は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保していることを社会に適切に説明するため、本研究は、本学の利益相反マネジメント規程に則して、実施されております。
当該マネジメントの結果、本研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。
研究者名:第一東和会病院 脳神経外科 部長 朴 陽太
※ 本研究で利用させていただく研究情報については、将来、別の研究に利用(二次利用)させていただく場合があります。その場合は、改めて研究倫理委員会へ申請の上で、研究を実施いたします。
※ 対象者の方(その代理人)の申し出により、他の対象者の方の個人情報保護や本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、本臨床研究計画及び方法に関する資料を入手又は閲覧できます。
※ ご自身の既存試料・情報を研究に使用させて頂くことに対して同意頂けない場合は、下記の申し出先までご連絡ください(対象者の代理人からの申し出も受付いたします)。 申し出をされた場合は、本研究への利用はいたしません。しかしながら、研究結果が出た後の参加拒否の申し出については、データを研究結果から削除することができかねますので、予めご了承ください。
問い合わせ、参加拒否の申し出先:〒569-0081 大阪府高槻市宮野町2-17
第一東和会病院
脳神経外科
担当医師 朴 陽太
TEL 072-671-1008(代表)