急性期病院薬剤部門の病院薬剤師として、主に入院患者さまへ向けた内服薬の調剤・服薬管理指導や注射薬の調製・混合感染制御や化学療法・褥瘡対策・栄養サポート等、各種チーム医療への参画などを中心に、質の高い医療を提供するため薬学のエキスパート職として日々研鑚・尽力しています。
特色
■チーム医療への積極的参画
病棟薬剤師業務を積極的に推進し、病棟薬剤業務実施加算取得しています。
入院患者さまの投薬状況の確認やその説明に直接訪室し、薬物療法の安全性の確保と質の向上を目指して関与しています。
感染制御委員会、がん化学療法委員会、緩和ケア委員会、褥瘡対策委員会、栄養サポートチームなど各種委員会で薬学的観点からチーム医療へ参画しています。
■教育の充実
専門薬剤師・認定薬剤師の育成を目指し、学会・研修会への参加を支援しています。
将来の薬剤師育成のために6年制薬学部実務実習生受け入れ、薬学生の実地研修を行い、薬学教育への貢献を目指しています。
年間延べ9ヶ月間、実習生に対し病院調剤の知識や技術を研修しています。
■薬剤師の日常業務の紹介
電子カルテを活用した処方監査
内用薬、外用薬の処方せん発行前に電子カルテによる処方監査を導入しています。
患者背景や併用薬との相互作用のチェックなどをすべての処方に対して実施し、薬学的疑義に対して事前に対応できるようにしています。
病棟薬剤師業務
1病棟に2名ずつ病棟担当薬剤師を配置しています。投薬前の処方内容のチェックや投薬後の副作用モニタリングを実施しています。
手術目的の患者さまに対しては、院内パスを介して一定のタイミングで関わっています。
退院時の連携と指導
退院先や受診予定を確認し、主治医と連携して退院処方を調整しています。
退院される患者さま本人やご家族に対して、薬剤師が直接配薬し説明をしています。
抗がん剤調製
入院外来で実施される全ての抗がん剤注射のミキシングを実施しています。
支持療法に関わらず、レジメン管理は主に薬剤師が担っています。
常用薬(持参薬)の処方設計
手術など予定入院の患者さまに対して、地域医療連携室と連携して紹介状や常用薬の情報を確認し、入院前に最適な処方を提案し、入院後の処方継続が円滑に行えるよう取り組んでいます。
業務改善の取り組み
地域医療への貢献を目指し、従来の薬剤科業務全体を見直し業務改善に取り組んでいます。
また、病棟薬剤師業務や各専門薬剤師育成を計画的に進めていくための業務体制の調整についても、日々検討を重ねています。
薬学実習への取り組み
今後ますます重視されるチーム医療や多職種との連携を経験することで、将来の医療を担う薬剤師の育成を目指しています。
がん化学療法レジメン
- こちらのページでは、当院で実施されるがん化学療法のレジメン情報を公開しています(随時更新)
- がん化学療法に関する病院への情報のフィードバックについては、第一東和会病院FAX:072-671-1030 へお願いします。書式は問いません。
- レジメンに関する情報問い合わせ先
TEL:072-671-1008 (薬剤部内線:8231、薬剤ケモ担当)
午前 9:00~午後 5:00(日、祝日、12月29日~1月3日除く)
第一東和会病院がん化学療法レジメンをご覧いただく前に
第一東和会病院がん化学療法レジメンは、化学療法委員会でレジメン審査され、承認されたものについて、その内容を保険調剤薬局薬剤師などが、服薬指導管理等で利用するために公開するものです。
本資料は、第一東和会病院でがん治療を受ける患者さんの適正な投与・副作用管理を目的として提供されるものであり、その他の目的での用途は想定しておりません。投与量、投与スケジュールは、患者さんの状態によって変更される場合があります。