東和会グループ 社会福祉法人 恭生会
社会医療法人東和会

第一東和会病院

交通アクセス 最新情報 Pick Up!
病院のご案内 ご来院の方へ 診療科・部門 健診センター 医療関係の方へ 採用情報

診療科・部門

TOP 診療科・部門 臨床工学科

臨床工学科

臨床工学科

臨床工学技士とは?

臨床工学技士の第一号誕生は、1988年と比較的歴史の浅い国家資格のため、世間一般的にはあまり知られていない資格となりますが、生命維持管理装置の「保守」「点検」「操作」及び、日々進歩する医療機器の高性能かつ複雑化に対して安全性確保や有効性を維持する担い手としてチーム医療に貢献しています。

当院の臨床工学科においても、①透析業務 ②医療機器安全管理業務 ③呼吸器業務 ④ペースメーカー業務 ⑤SNM業務 といった業務に従事することでチーム医療に貢献しています。

また、所属部署は異なり看護部配属となりますが、手術室及び内視鏡室でも臨床工学技士として活躍の場を広げています。

①透析業務

慢性腎不全患者さまに対し、1回4時間程度の血液透析療法を週3回実施しています。

20床全てがオンライン対応機器となっており、月水金・火木土それぞれ2クール対応(火と木は夜間対応あり)しています。他、HCUでの透析対応や、DHP・CRRT・PE・CARTといった特殊浄化にも対応できる体制を整えています。

②医療機器安全管理業務

当院は急性期病院のため取り扱う機器も多種多様となりますが、生命維持管理装置やその他汎用医療機器について安全な提供ができるようME機器管理ソフトを用いた円滑な点検・管理業務を行っています。また、使用者への安全教育やコスト管理といった面から病院運営に貢献することも大切な役割だと考えています。

③呼吸器業務

人工呼吸器を安全に使用できるよう、使用前・接続時・使用中・使用後・保守の点検業務を行っています。患者さまへ使用の際は、担当医師や特定行為研修修了看護師と連携を図ることでチーム医療に貢献しています。

④ペースメーカー業務

ペースメーカー治療が適応となる患者さまへの植込み手術時プログラマー操作、ペースメーカー植込み後の定期外来チェックや遠隔モニタリングの管理、MRI撮影時の設定変更及び立ち会い業務などにおいて、担当医師と連携を図りながら診療支援にあたっています。

⑤SNM業務

排泄に関係する神経へ持続的に電気刺激を与え、過活動膀胱や便失禁の症状改善を図る治療法です。欧米では1990年代から行われており、日本でも2014年から便失禁を対象に、2017年からは過活動膀胱にも保険適用として治療ができるようになりました。当院では2017年よりSNM植込み手術を行っており、担当医師と連携して術中の電気刺激の補助や記録、術後は患者さまに刺激プログラマーの使用方法の指導や定期外来受診時の機器チェックなどの業務を行い、この新しい分野にて活躍しています。

透析センター

お近くの透析患者さまのため、1982年の開院当初より急性腎不全の緊急血液透析に対応してまいりましたが、その後、院内だけでなく地域の患者さまにもご利用いただける体制とし、現在は20床での稼働となっています。19台の中央管理による透析装置と、1台の個人用透析装置で稼働しており、全台がオンライン対応装置となっています。主に慢性腎不全の維持血液透析を行っておりますが、他にも血漿交換、血液吸着、自家腹水濾過濃縮再静注なども行っています。

また、透析患者さまの中には糖尿病や心血管系に合併症を伴っている方も多く、他科との連携を図りながら合併症を有する患者さまの受け入れも積極的に行っていきたいと考えております。

特徴

室内は明るく充分なスペースがあり、動きやすく各ベッドに1台づつテレビを設置しました。
ご希望の方には透析中、透析後の食事(治療食)のご用意をさせていただいています。
仕事などで、昼間ご来院できない患者さまを対象に、夜間透析も行っていますので、ご利用ください。

施設のご利用について 

■人工透析時間

月・水・金
朝 8:00~ 13:00
昼 12:30~17:00

火・木・土
朝 8:00~ 13:00
昼 12:30~17:00
夜 終了時刻が21:00まで(火・木のみ)

■施設設備病床数 20床

きれいな水作りでより良い透析を患者様にお届けするために2009年に熱水消毒RO装置(三菱社製DC-nanoAo)を導入

原水中のET(エンドトキシン)・生菌を大幅カットする前処理 ・軟水装置をナノフィルターに置き換えることで、これまで菌等の汚染増加要因でしかなかった前処理部が、逆に汚染を積極的に除去する機能を持ちRO膜以前からパイロジェン(発熱物質)等の有機物を限りなく減少させることが可能となりました。
またRO装置内の消毒は通常、薬液で行うことが多く薬液残留や頻繁に消毒が行えない等の問題があり、安定した質の良い水質を確保するには容易ではありませんでした。熱水消毒RO装置を導入することで原水入り口部(前処理)から熱水消毒が行えるようになり、つねに安定した質の良い水質を確保することができるようになりました。