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第一東和会病院

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総合内科

方針・理念

近年の高齢化にともなって複数の病気やいろいろな症状を持つ患者さまが増えています。疾病も複雑化し、どのような診療科にかかったらよいか迷われる場合も多いかと存じます。総合内科では、そのような患者さまのプライマリ・ケア(初期医療)を行う診療科として地域の皆さまのお役に立ちたいと願っています。診察室ではよく病状をお伺いし、東和会病院のすべてのスタッフや機器を有効に活用して迅速な診断を行い、患者さまのニーズにあった治療を開始します。さらに専門医療が必要と判断される場合は、より適切な専門診療科に紹介いたします。当科では、地域に密着した基幹病院の総合内科として病診連携を含め、全人的で良質の医療が実施できるように努力しています。

特色

外来

当院には「胸痛」、「動悸」、「咳」、「むくみ」、「体重減少」、「腹痛」、「めまい」などさまざまな症状をお持ちの方が受診されています。しかし、症状だけからは、どの診療科にかかったらよいかわかりにくいことがしばしばあります。例えば、「息切れ」や「動悸」は心臓や肺の病気のほかに貧血などの血液の病気でも起こります。これらと全く関係のない心の病気で起こることもあります。また、高脂血症の中には甲状腺の病気が含まれることもあります。当科ではこのようなさまざまな症状で受診された方に診察、検査を行った上で適切な治療を開始します。また、高血圧・高脂血症などの生活習慣病や心臓病、風邪や軽症の喘息などのありふれた疾患も担当しています。

患者さまへのメッセージ Q&A

質問1:最近体重が減っています。去年より7Kgも減ってしまいました。階段を上るときもどきどきしてつらいのですがどこに受診してよいかわかりません。

回答1:体重減少の原因にはさまざまなものがあります。胃炎や潰瘍などの消化器病のほか癌の疑いも含めて精査が必要です。その他、体重減少は甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患で生じることもあります。当科は幅広い視点での診断治療を行います。

質問2:咳が止まらなくて困っています。

回答2:単なる風邪によるものから喘息や肺炎など肺の病気が考えられます。結核やアレルギーが原因となっている場合もあります。心臓喘息といって心不全による症状のこともあるので、適切な診断を行った上で治療を開始します。

質問3:検診で高脂血症と言われています。治療を受けるようにいわれました。

回答3: 診察の上で血液検査などを行います。合併症の有無を検索し、特に問題がなければ高脂血症に対するアドバイスを行った上で必要に応じてお薬の治療を開始します。

質問4:健康診断で高血圧の治療を勧められました。自覚症状はありません。なぜ高血圧の治療が必要なのですか?

回答4: 高血圧は特別な症状が現れないことが多いので、放置すると大変危険な状態を生じることがあります。高血圧を放置したままでいると、やがて脳卒中や心筋梗塞・心不全・腎不全など生死に関わる合併症が起こることがあります。高血圧を“沈黙の殺人者”とたとえるのは、合併症が起こって初めて症状が出ることが多いからです。このような合併症を予防するためには血圧の治療が大変重要です。

質問5: 家庭での血圧測定は必要ですか。

回答5: 血圧が24時間にわたり適切にコントロールされているかどうかを確認することが重要です。したがって、高血圧かどうか不明の方、検診で血圧が高いといわれているが医師による指導・治療を受けておられない方、高血圧で治療を受けておられる方のいずれの皆さんにとっても、「家庭血圧の測定」が必要です。

スタッフ紹介

出口 寛文
名前出口 寛文(でぐち ひろふみ)
役職第一東和会病院 副院長
総合内科 部長
健診部 部長
大阪医科薬科大学 功労教授
専門分野総合内科
循環器内科
学会専門医
認定医
資格
日本内科学会認定総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
人間ドック学会認定人間ドック健診専門医
厚生労働省 臨床研修指導医
総合診療特任指導医
日本医師会認定産業医
医学博士