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第一東和会病院

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高橋医院
内科・外科・放射線科・皮膚科・脳神経外科
診療時間午前9時~12時(月~水・金・土)
午後5時~8時(月~水・金)
休診日木曜、土曜午後、日曜、祝日
住所高槻市藤の里町24-29
駐車場あり(2台駐車可)
電話072-661-3831
Web http://homepage3.nifty.com/TOKU/clinic.html
医療機関のIT化で 地域連携システムをよりスムーズに。

開業医が外来、総合病院が入院と機能分化する地域連携は、24時間体制の安心システム。

開業医にとって地域連携は大きなメリットだと思います。開業医は外来機能、総合病院は入院機能というように、それぞれが特化した部分を機能分化することですから。
患者さまご自身で診療所から新しい病院に行かれると、同じ検査でもまた最初から受けなくてはなりません。それが地域連携だと、検査フィルムなどの共有化ができるので、同じ検査をしなくてすみます。

かつて東和会さんは「行き倒れの場合でも、その患者さまのかかりつけ医を調べてその医師へ連絡しよう」という方針を出されました。当時としては画期的なことです。そんな時に私の患者さまが交通事故に遭われ東和会さんに運ばれたことがありました。私は知らなかったのですが、東和会さんの方で「かかりつけ医」を探されて連絡がありました。さっそく診にいくと頬骨骨折。しかし、その処置は非常に適切だったので嬉しかったですね。本当に地域連携をしていて良かったと思いました。

東和会さんは開放型病院なので、私も詰所に自由に出入りしてスタッフドクターとして動けています。このように地域連携は、相互の連携が早いので患者さまにとっても、私たち開業医にとっても安心な後方支援ということでしょうね。24時間体制と同じですから。

IT利用で電子カルテの共有・連携ネットワーク活用が次代の鍵になる。

医療IT化の重要性を感じていた私は1990年頃から大阪府内科医会会誌に「医療機関のホームページ作成」や「臨床内科医のためのパソコン講座」という内容で連載しています。医療機関がパソコンを使いこなせば、地域連携のときの電子カルテのやりとりが非常にスムーズになり、連携も密になりますから。

いま大阪でITによる地域連携システムを実用化されている代表的な組織に大阪ヘルスケアネットワーク普及推進機構(https://www.ochis-net.jp/)があります。ネットワーク利用の地域連携を一歩でも進めるためには、電子カルテの導入促進が欠かせません。しかしセキュリティや個人情報保護等の問題もあり、一気にペーパーレスへの移行は難しいので、私が提案しているのは参照型電子カルテです。これは紙カルテを併用しデジタルデータも端末に転送表示、それを基に所見等を記入するというものです。早くからデータ集積ができれば、来るべき時にメリットになるはずです。

情報開示が当たり前になりつつある昨今、自分自身のデータが見たいといわれる患者さまも多くなってきています。ITによる地域連携システムだと、他の医療機関のデータを患者さまと一緒に見ることができるので情報開示の理論に合っていると考えています。

高橋医院  高橋 徳 院長

たかはしとく:奈良県立医科大学を卒業後、奈良医科大学第二外科(脳神経外科)へ。その後、淀川キリスト教病院、大阪府立病院、大阪けいさつ病院、県立奈良病院、済生会 中和病院を経て、1990年に内科医を開業されていた父親の後を継がれ現在に至る。

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